2022.10.28  日本航空株式会社インタビュー、特定非営利活動法人サービスグラントインタビュー、一般社団法人九州のムラインタビュー、株式会社大田原ツーリズムインタビューを掲載しました

2022.10.28 事業者インタビュー 株式会社大田原ツーリズム 「地域活性のノウハウと地域の課題を知る研修プログラム」

株式会社大田原ツーリズム 代表取締役社長 藤井大介さん
株式会社大田原ツーリズム 代表取締役社長 藤井大介さん

《聞き手》みらいハウスワークス 渡部郁子さん(以下 渡部)
 今回お話を伺うのは、株式会社大田原ツーリズム、代表取締役社長、藤井大介さんです。よろしくお願いします。まず初めに、大田原ツーリズムの会社概要についてお聞きしたいのですが、大田原ツーリズムさんは大きく分けると旅行業ということでよろしいでしょうか?

株式会社大田原ツーリズム 代表取締役社長 藤井大介さん(以下 藤井)
 旅行業というよりも地域活性がメインです。私たちは、観光を通じた地域活性、その地域に経済効果を生むということに特化したビジネスに取り組んでいます。

 栃木県は農業が盛んな県ですが、中でも大田原市は農業地帯です。人口7万人程度で、関東圏ではナンバーワンの米の収穫量を誇ります。そのほか、米の収穫後の冬場は、ウドの生産量で日本一、トウガラシの生産量も日本一です。そうした農業の盛んな地域なので観光的な需要はあまりなかったのですが、10年ほど前からグリーンツーリズムの盛り上がりとともに、大田原地域を主に、農業を中心に据えた観光に力を入れてきました。今では大田原市に限らず周辺地域や農業地帯の複数の観光課のサポートにも携わっています。

渡部
 ウェブサイトを拝見して、旅行サービスだけでなく宿泊施設の運営も手掛けていることを知りました。有形文化財である飯塚邸は、とても付加価値の高い宿泊施設ですね。

藤井
 飯塚邸は、100年以上の歴史ある庄屋の豪邸をリノベーションしたもので、快適で優雅な時間を過ごしていただける宿泊施設です。高品質な宿泊体験ができることに加えて地域全体をホテルと見立てて、街が一体となりサービスを提供する点や、田舎のライフスタイルを体験できるさまざまなアクティビティーが用意されていることなどが特徴です。

 もともと、農村部を活性化したいという思いがありまして、地方に人口を分散させて、農業を軸に地域をもっと活性化したいと考えています。なぜなら、農村には農家の生活含めて、本当のリアルな幸せの生活がそこにあると思うからです。

渡部
 なるほど、都市部の人口集中を地方に分散させるという意図も込められた仕組みとしての、農業を軸とした観光プログラムというコンセプトなのですね。

藤井
 そうですね。今回のプログラムの面白いところは、まず私たちがプログラムを提供する受け入れ先が4地域ありまして、いずれも非常に受け入れ地域として有名な場所ばかりだという点です。一つは栃木県大田原市、そのほかに群馬県みなかみ町、秋田県仙北市、岩手県釜石市の4地域です。

 まずは、いずれの地域も圧倒的に地元に根付いているので、しっかりとしたネットワークがあります。だから、参加者の個別相談に応じて、希望に沿ったプログラムを組み立てることが可能です。例えば、フリーランスの方が自分のスキルを生かしてビジネスを提案し試すことができる、チャンスの場にもなり得るわけです。

 もう一つは、先進事例を持つ地域であるという点です。それぞれの地域で、地域活性に関するビジネス展開を既に行っている事例があるので、それらを学びたい人にとっても、よい場であると言えます。

 要は、もう既にスキルがあり、地域のネットワークを使って実力を最大限発揮し、自分を試してみたいという方も、まだスキルはないが、まずは農業に関わるビジネスについて学びたいという方も、いずれの要望にも応えられるプログラムの柔軟性があり、生かせる場所である、ということです。

渡部
 タッグを組んでいる4地域に対しての、藤井さんの熱い思いを感じます。ではプログラムの具体的な内容について教えていただけますか?

藤井
 それぞれのプログラムがいずれも14日間の研修プログラムです。研修内容については地域によって方向性が少しずつ異なります。とはいえ、日程についても個別相談が可能なので、まずは希望を聞かせいただければと思います。また、事前の個別相談で、こういったことがやってみたい、こういったスキルを持っている、という話があれば、それに合わせて研修内容をアレンジすることも可能です。

 ちなみに、この4地域が連携して仕組みづくりに取り組んでいます。今後、地域にとっても研修生にとってもメリットになるようなプログラムとして確立し、地方活性につなげていこうと考えています。

渡部
 受け入れ地域が連携しているという点もユニークですね。では、藤井さんは今回の募集でどんな方々に参加してほしいと考えていますか?

藤井
 年齢制限やスキルは特に求めていません。やる気がある方、何かやりたいと思っている方、関わりたいと思っている方には、ぜひ参加してほしいと考えています。研修は随時(翌年の)2月まで行いますので、個別にどんどん相談していただけたらと思います。

渡部
 ありがとうございました。それぞれの地域で、地域活性につながる新しいアイデアが生まれそうですね。楽しみにしています。

http://www.ohtawaragt.co.jp/
株式会社大田原ツーリズム インタビュー:代表取締役社長 藤井大介さん
聞き手:渡部郁子さん(株式会社みらいハウスワークス)
当インタビューは、2022年9月28日に行いました。

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