日本航空株式会社による岩手県二戸市の現地研修レポートを掲載しました。
南部杜氏が伝える酒造りの心を学ぶ―岩手県二戸市
岩手県内陸部の最北端に位置する二戸市は、面積約４２０平方キロのうち約９割を北上山地、奥羽山脈からなる山地、丘陵地が占める。市の東側にある折爪岳は、ヒメボタルの生息地として知られ、夏には１００万匹のヒメボタルの乱舞が見られる。江戸時代に南部藩の指定湯治場だった市内の金田一温泉は、気弱な少年が座敷わらしと交流する童話「ユタとふしぎな仲間たち」の舞台としても有名。「座敷わらしと会える」ことをテーマにした温泉宿は、常に予約でいっぱいだ。明治時代に創業し、世界的にも高い評価を受けている酒蔵「南部美人」を研修場所とし、日本を代表する酒造りの技術集団・南部杜氏（なんぶとうじ）の直接指導を受け、農業とも関わりの深い酒造産業への理解を深めるＪＡＬふるさとワーキングホリデーの研修を取材した。
